知人から、会ってもらえないかとのことで、
ファッション・デザイナーになりたいという20歳の女性とお会いしました。
服飾専門学校に通う学生さんです。
彼女とお話する中で気付いたことがあって、
こういうことって、誰にでもあることだなと思ったので、
シェアさせていただきますね。
やりたいことがある、なりたいものがある、という人が、
思いはあるのに前に進めない、足踏みしてしまう理由、
それは、
やりたい、なりたいと思っている、その思いが漠然としていること。
というか、具体的にイメージが描けていない。
なんとなく、こうしたいなあ、こんなことができたらなあと思うことはあっても、
具体的なアクションプランに落とし込むところまではしていない、できていない。
こう、なんとなく、な、曖昧な状態。
多分、怠惰というわけではなく、
怖れにとらわれているというのでもなく、
どうしていいかよくわからなくて、そうなっている、という感じ。
やりたいことがあっても、なかなかその方向へシフトできない。
そんな時っていうのは、こういう状態にはまっている可能性があります。
下記のことをチェックしてみましょう。
やりたいことに向けてのプランは具体的?
(そもそもプランを立てている?)
そのプランは実行可能?
そのプランに沿って、すでに行動をスタートできている?
これらの問いにすべてYesと答えられるなら、
着実に前進しているといえます。
自分がやりたいこと、目指していることを明確に把握している人って
多分、少数派なんじゃないかと思います。
せっかくやりたいことがわかっているなら、
ぜひ、具体的に考えてみてほしいと思います。
やりたいことなら、考えるだけでワクワクしてきて楽しいはず。
逆にそんなにワクワクも楽しくもないなら、
それほど、やりたいことではないのかも。
具体的とは、どういうことか?
例えば、旅行に行きたいなら、
まず、どこへ行くのか、目的地を決める。
そのための情報を集める。
情報収集ですね。これをやるだけでも、見えてくるものがあると思います。
どのくらいの期間行くのか、どうやって行くのか(飛行機、船、列車等)を決めて、
予算を算出します。
具体的な数字を出すことが大事です。
海外へ行きたいのなら、パスポートを取得する。(ビザが必要ならそれも)
日数に合わせたスーツケースを用意する。
必要なものをそろえる。
これくらいまで準備できていれば、
あとは、予算と時間を作りさえすれば、いつでも行けます。
そして、もう一つ、とても大事なことがあります。
それは、いつ行くか、いつまでに行くのか、という期日を設定することです。
これが決まっていないと、実現しません。
「いつか行けたら」の「いつか」は永遠にやって来ないんです。
ここまで具体的に描いたプランなら、必ず実現すると思います。
もし、実現できないなら、プランに穴があったか適切ではなかった、
(予算の見積もりがあまかったとか)
もしくは、そのやり方が適切ではなかった、
(パスポートは持っているが期限切れを確認していなかったとか)
ということなので、再度、プランを練り直して行動する。
これを繰り返せば、かならず実現するはずです。
このプロセスは、なにをやるにおいても同じです。
情報を集め、プランを立て、行動する。
とてもシンプルです。
だからこそ、難しいとも言えます。
こうした準備をした人に、幸運の女神が微笑む、
つまりチャンスがやってくるのだと思います。
タイミングというのも、実はこうした準備が整った時なのではないかと思ったりします。
その後、20歳の彼女からは
「お話しすごく楽しかったです! 今後にいかして頑張ります!」
知人からは、
「いろいろな気づきや準備するべきことが浮かんで、とってもためになったそうです。」
とお礼のメッセージをいただきました。
少しはお役に立てたかな、と嬉しく思いながら、
準備は大事だと改めて気づかせてもらったこと、
自分は準備できているかな、と振り返る機会をいただいたことに感謝です。
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