デザイナーとしていろいろなアパレル企業で仕事をしていた頃のことです。
出張先のミラノで入ったショップ(たしかアンテプリマだったと思います)で、
「ふるたさんではありませんか?」
と声をかけられました。
振り返ると、ショップスタッフの女性が笑顔で私を見ています。
「やっぱりそうだ。声ですぐわかりました!」
話を聞いてみると、
その女性が学生の頃、インターンをしていた研修先アパレルで私が仕事をしていたらしく、
デザイナーの仕事について、いろいろ教えてもらったとこのこと。
私の仕事ぶりがとても楽しそうだったので、この業界で仕事をして行こうと心が決まり、
今ここにいます、と。
正直、私には「そんなことあったかも」くらいの記憶しかなかったのですが、
異国の地で頑張っている後輩のお役に少しは立ってたのかなと思うと
とても嬉しかったのを覚えています。
日頃、私たちは自分がしてしまった失敗についてくよくよ考えることはあっても、
誰かの役に立ったことについてはあまり考えませんよね。
なぜでしょう?
一つには、生存のために同じ失敗を繰り返さないよう、リスクを避ける本能があるからだと思います。
もう一つには、先ほどのミラノで再会した女性の話のように、
自分では気づいていないところで人の役に立っているケースが多いのではないかと思うのです。
逆に、目の前で人から感謝されることの方がレアケースかもしれません。
だから、もし、自分が無力に感じられる時があったとしても、
「役に立てているのかな?」と悩む必要はないと思うのです。
そんな思いを抱くということ自体、人の役に立ちたいと思っている証拠です。
必ず、どこかで誰かの役に立っています。
自分が気づかないうちに。
余談ですが、ミラノで再会した女性とはそれ以来会っていません。
今なら、その場でSNSを交換してやりとりができたでしょうが、
当時はまだスマホもSNSもなく、
お互い仕事中で連絡先を交換する間もなく別れてしまい、
名前もわからないので、探しようもありません。
どこかで彼女がこの記事を目にして連絡をくれたら嬉しいなあ。
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