最近ファッション雑誌などでよく見かけるエフォートレスという言葉、直訳するとeffort(努力)がless(少ない)、つまり「努力を必要としない」「肩肘張らない」といった感じでしょうか。
ファッションにおいて、エフォートレスとはどういうことかと言うと、頑張りすぎない、肩の力の抜けた、さりげないオシャレといったところですね。
わかりやすい例をあげると、ジェーン・バーキンの洗いざらしの白いシャツにジーンズというスタイルとか。
ですが、あれはオシャレを極めた人、自分に自信のある人じゃないと、かっこよく見えないので注意が必要です。
逆に言うと、このスタイルがカッコよく見えたら、おしゃれ上級者です。
エフォートレスなファッションということで、最近、わたしが注目しているのは、インスタのインフルエンサー、リース・ブラットスタインです。彼女には双子の姉妹モリーがいて、一緒にグッチのキャンペーン、ヴォーグ誌にも登場しています。
彼女のファッションは、アイテムもスタイリングもどちらかというとエッジーで攻めてる感じなんですが、雰囲気がまさにエフォートレスなんです。
まったく頑張ってる感がない。
特に美人というわけでもないし(もちろん可愛いですよ)、スタイル抜群というわけでもない。ただ伝わってくるファッションLOVE感は半端ないです。独自のセンスを持っています。
彼女の写真から受けるメッセージは、
「わたしはこのスタイルが好き。人がどう思っても構わない。これがわたしらしくて自然だから。」
彼女が本当にこう思ってるかどうかは別として、この境地こそが、エフォートレスの本質なんじゃないかと思うんです。
ただ、ひとつ間違えるとだらしなく見えてしまったり、凡庸に見えたりするので、おしゃれビギナーさんにはあまりオススメできないんですが、実力がついてきて、ワンランク上のおしゃれを試したい、楽しみたいっていうときに、思い出してほしい、参考にしてほしい、着こなし=スタイリングです。
雑誌などでは、エフォートレスなファッションは言葉通りのシンプルで楽なコーディネートといった感じで紹介されているので、そのあたりから真似してみるのも良いかもしれません。
頑張りすぎない、肩の力が抜けた空気感は、おしゃれにはとても重要です。頑張ってる感が出てしまうと、英語で言うところの Fashion Victim(ファッションの犠牲者)に見えてしまいます。
主役がその人ではなく、ファッションになってしまっている、というのは避けたいですね。
興味のある方は、ジェーンとリースの写真を参照してみてください。このエフォートレスという掴みどころのない、感覚的なスタイルについて感じていただけたらと思います。
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