今日は素材についてお話ししたいと思います。
モノの値段は素材の良し悪しが大きく影響します。
高級な素材で一番に思い浮かぶのは、カシミヤではないでしょうか。
お肌が敏感なクライアントさんのために、カシミヤのセーターを探しに行った時のことです。
新宿にある某有名百貨店で、
ちょうどニットフェアをやっていたので、
「カシミヤはありませんか?」
と尋ねたところ差し出してくれたものが、
肌触りがガサガサしていて、あまり風合いが良くないので
「これ、カシミヤですか?」と聞くと
「あ!?」というような顔をして、あるブランドの売り場に連れて行ってくれました。
アニオナというブランドです。
お値段もしっかりしていますが、風合いも申し分ありません。
これが同じカシミヤかと思うほどです。
というように、同じ素材でも、その出自、製法によって風合いが変わり、値段も変わります。
ウールなど動物系の素材であれば、ベイビー、子供の毛ほど柔らかく高級な素材になり、
また、糸の撚り方によっても変わります。
先程の話のように風合いのあまり良くないカシミヤというのは、
梳毛糸を作った時に出る毛くずを紡毛して作られたものだと思います。
ただ、風合いは劣りますが、
軽くて暖かいという特性は変わりません。
他の素材にも同様にランクがあります。
そのランクによっては、素材間の下克上もあります。
(高級なウールは安価なカシミアより高質というような)
風合いは好みもあるので、
こればっかりは、触って確かめるしかありません。
幅広い価格帯のモノを触って感じてみてください。
ちなみに私は、カシミア、アルパカ、モヘアなどの獣毛が大好きです。
いつもお読みいただきありがとうございます。
記事の中でわからないことや聞いてみたいこと、
またご相談などありましたら、お気軽にお寄せください。
記事への感想もお待ちしています。
LINE@で送っていただくのも歓迎です^ー^
⇩ ⇩ ⇩ ⇩