コレクション(ファッションショー)の洋服は
なぜ、あんなに着れなそうな服が多いの?
これ、よく聞かれます。
今日は、この件について考えてみたいと思います。
まず、毎日着る洋服は実用品です。
会社に行ったり、
学校に行ったり、
食事に行ったり、
そうした社会的な場面で問題なくきちんと見えることが重要です。
シャツ、スカート、パンツ、ジャケット、コートetc.
そうした単品アイテムをバランス良くコーディネートして着用します。
一方、コレクションはそのブランドの
思想であり、
感情であり、
新しい世界、未来を表現するものです。
そうした抽象度の高いところから発して、
デザインが練られて、
アイテムに落とし込まれます。
見たことのあるようなアイテム、コーディネート、世界観であれば、
わざわざショーで見せる必要はないんです。
とはいえ、基本的に洋服は実用品です。
実際に人が着られるものでなければ意味がありません。
コレクションでは、コンセプトが前面に出されますが、
スタイリングやコーディネート、演出で表現されることも多いと思います。
最近のGUCCIのコレクションが良い例で、
アイテムだけに注目すると意外にオーソドックスなデザインだったりします。
それが、スタイリング、アクセサリーや小物とのコーディネートで
見たことのないインパクトを生み出しています。
一点のシャツはシャツでありながら、
そうした世界を表現するピースの一つでもあるんです。
好きなブランドのアイテムを着る、持つということは、
そのコレクションが表現する思想や世界観を共有することでもあるんです。
これは、メジャーなファッションショーを行っていないブランドでも同じです。
(明確な思想や世界観を持ってモノ創りをしているなら)
たかが洋服ですが、こういうことをわかって着ていると
見え方が違ってきます。
自然とコーディネートも変わってきます。
自分のスタイルにも思想が生まれてきます。
これもおしゃれの一つの側面であり、
素敵に見せてくれる要因でもあるんです。
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