ご縁あって、3ヶ月くらい前から、
あるアパレルさんのお仕事をお手伝いさせていただいているのですが、
私が育ったアパレルの物作りとは、何から何までまったく違う。
もちろん価格帯も違いますが、それだけでは説明しきれない
時代の流れのようなものを感じます。
それでも、お役に立てることがあればと頑張っているのですが、
どこか釈然としないもの感じていたところ、
ナオミ・キャンベルがVOGUE誌のインタビューで
私の気持ちを代弁してくれていました。↓
「いま求められているのは新しいカールやアライアじゃないの。イヴ・サンローランやカール、アライア、アレキサンダー・マックイーンはいずれも職人で、テイラリングのなんたるかを熟知している人たちだった。
これからの新しく若い世代のデザイナーたちも同じ規律と心構えを持ってくれているとの楽観的な期待がある一方で、彼らは先達と同じ仕事はやらないだろうとわかっているの。職人技がどれほど重要なものか理解はしていても、時代がそもそも違うから。(カールやイヴ・サンローランたちの時代は)もう二度と戻ってはこない、夢のような時代だったわね」
そうそう!
そうなのよ~!
とことんこだわって、納得できるものになるまで、試行を繰り返す。
そうやって生まれる服たちは、ただの道具じゃない。
「夢」なんです。
ここまでハイレベルではないにしろ、
私がデザイナーとして育った環境には、こうした物作りが息づいていました。
手間はかかります。
時間も予算もかかります。
でもそのプロセスさえ楽しめる。
好きだから。
「夢」を作る夢の中にいるような感覚。
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時代は変わって、そうした物作りをするアパレルは減って、
どんどん手間も時間も予算もかけなくなった。
デザイナーという仕事から離れた大きな理由の一つがこれでした。
多分、ぜったいあの頃のような物作りの時代は戻ってこないんだろうなあ。
なんて、しばし感慨にふけった私でした。(遠い目)
とはいえ、現在のファッション業界も才能あふれるクリエイターがたくさんいます!
彼らが新しい感覚とテクノロジーで生み出すクリエイションはとっても楽しみだし、
そのエッセンスを日常に活かすべく、たくさんの人とシェアしていきたいと思います。
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