ガラスの天井
昨年、女性で初めて、ニューヨーク証券取引所(NYSE)の社長ポストに就任したステイシー・カニンガム氏。
彼女のBBCインタビューをたまたまテレビで見ていて、すごくインスパイアされました。
そのインタビュー映像を探したのですが、みつからなかったので、参考までにこちらを。
(英語字幕ありです。勉強中の方はぜひ。)
とてもエナジェティックな方です。
ニューヨーク証券取引所のトップに上り詰めた人ですから、当たり前ですね。(笑)
恥ずかしながら、彼女の社長就任のニュースを知りませんでした。
226年にわたる同取引所の歴史上初めてだそうです。
アメリカでさえ、女性のトップ、役員はまだまだ少ないのだと知り、ちょっと意外でした。
よく「ガラスの天井」という言葉を聞きます。
女性の組織内での昇進を妨げる見えない障壁のことですよね。
上は見えているけれど、見えない壁(天井)に阻まれて、のぼって行けない。
能力はあるのに、女性というだけで昇進できない。
これは、男性からの差別だけでなく、女性からのプレッシャーもあると彼女は言います。
BBCのインタビューの中で、こんな質問がありました。
「結婚して、子供を産まなかったら、もっと早く昇進できたと思いますか?」
それに対する彼女の応えがこうです。
「男性には、そういう質問はしませんよね?」
まさに!!
女性の中にも、「女性はこうあるべき」という無意識のブリーフシステムのようなものがあって、
昇進しようと頑張る女性を、女性が足を引っ張ることもあるということです。
※ブリーフシステムとは、人の行動規範や習慣的な無意識の行動の基となる信念体系のようなもの。
これは、他者からだけではなく、自分が自分にしてしまうこともあるということを
FacebookのCOO、シェリル・サンドバーグ氏が、TEDでのスピーチの中で言及しています。
いかに、女性が社会でのプロモーション(昇進)を、早い段階であきらめてしまうか。
それも無意識のうちに。
彼女はこんなことも言っています。
「社会におけるトップの女性比率が50%になることは、私たちの世代では起こらないでしょう。
でも、私の子供の世代にはそうなって欲しい。そうなれば、世界はもっと良くなるでしょう。」
アメリカよりもずっと遅れている日本では、さらに女性の管理職は少ないです。
去年、女性管理職(部長クラス)のためのスタイリング・セミナーをオファーされたことがあります。
で、どうなったかと言うと、企画段階で参加企業が少なすぎて、お流れになったんです。
そのくらい、日本では、女性管理職はレアだということなんですね。
私自身は、仕事でジェンダーによる差別はほとんど感じたことはないです。
とはいえ、ファッション業界はちょっと特殊かもしれません。
他の業界では、まだまだ男性優位が根強いんじゃないでしょうか。
たとえば製造業とか金融業、あと政治の世界なんかも。
職種にもよっても違うかと思います。
私の中にも、「男性はこうあるべき」「女性はこうあるべき」みたいな無意識のブリーフシステムはあるように思います。
「こうあるべき」というより「こうあってほしい」という感覚に近いかもしれません。
それでも、やっぱりそれはジェンダーで語ることではなく、その人の適性で語るべきなんだと思います。
この問題の氷解には、まだ時間がかかりそうですね。
カニンガム氏やサンドバーグ氏のような女性が、もっともっと増えて欲しいです。
そして、そんな女性たちが普通に活躍できる世界になって欲しいと思います。
最後に付け加えると、彼女たちの装い(ヘア&メイク含め)もすごく素敵です。
すごく自然体で、男性社会の中で戦っている!という気負いのようなものは微塵も感じさせません。
まさに良いロールモデルだと思います。
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