「美人になりたくない」と思う人はあまりいないと思います。
それどころか、
「もっと美人に生まれたかった」と一度も思ったことがない人の方が稀でしょう。
ここ数年で、美人の定義も様々になり、
ステレオタイプ的な美人だけが美人ということもなくなったように思います。
そもそも「美」というものは、客観よりも主観で定義されるものですし。
黄金比的な比率で測られる「美」はもちろん存在しますが、
今は、そうした整った「美」よりも、特異性というか、
他に、とって代わるものがない、唯一性のようなものが
「美」の大きな要素になっていると思います。
つまり、際立った個性は、凡庸な美を凌駕する、ということです。
そのことを、
以前、ご紹介したこともある、アイリス・アプフェルの言葉が
雄弁に語ってくれています。
彼女のドキュメンタリー映画の中の言葉です。
「自分を美人だと思ったことは1度もない。
美人に憧れてないから別に平気よ。
美人じゃなくて良かったくらいだわ。
かわいい顔を利用して世の中を渡ってきた女性を知ってる。
でも、年をとり、美しさが衰えた今、何も残ってない。すごく辛そうよ。
私みたいな女は努力して魅力を身につけるの。
色んなことを学び、個性を磨くのよ。
味がある人間になれるし、年をとっても変わらない。
美人でなくて結構よ。
誰がなんと言おうとね。」
ここまで言い切れるって、すごいですよね。
彼女の生きざまに裏打ちされていてこそでしょう。
個性は、個人の美意識で創られていきます。
付け焼刃でできるものではありません。
最初は、誰かの真似かもしれません。
でも、そこからスタートして、自分なりに考えて試行錯誤することに意味があると思います。
自分の頭で考え、体を使って行動しない限り、
本物の個性は創られない、というか、
人に影響を与えられるものにはならないと思います。
言葉で書くと、なんだかすごいことのように感じられるかもしれませんが、
難しいことではなくて、例えば、
コーディネートに困ったとき、
雑誌の読者モデルだったり、インスタのインフルエンサーだったり、
そんな人のスタイリングを真似するとします。
同じようなアイテムを探して、コーディネートしてみる。
でも、なんとなく自分にはしっくりこない。
で、また他のモデルを真似してみる。
ここで重要なのが、
「しっくりこない」と感じること、
他を探して試してみることです。
「しっくりこない」と感じる感性こそが、個性の種なんです。
そして、他を探して試してみるという行動が、その種を育てる栄養です。
もし、今の自分を「なにか違う」と感じるなら、
その種を少しずつ育ててみるのはいかがでしょうか。
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