見た目を整えることの一番の目的は、人間関係を円滑にすることだと思います。
マナーとして最低限の身なりは、不用意なトラブルを避けるためにも不可欠です。
という訳で、おしゃれに見えるという以前に、
自分というパーソナリティーが見た目と一致していることは、
ストレスのない人間関係を築く上で、とても重要です。
そして、パーソナリティーは、考え方や行動、その人を取り巻く環境などを包括したライフスタイルに表れます。
見た目を整える場合、このライフスタイルと身体的特徴をよく分析することが大切です。
身体的にコンプレックスがあるなら、それをカバーするようなアイテム、着こなしをチョイスし、且つ、それがライフスタイルに合っている必要があります。
わかりやすい例を挙げると、
下半身のボリュームが気になる人が、トレンドだからとワイドパンツを選ぶとしします。
その人が、自転車での移動が多い場合にはワイドパンツは向きません。ペダルを漕ぐのに裾が邪魔になったり、車輪に引き込まれてパンツを破損してしまうかもしれません。
これは、服装とライフスタイルが合わないケースです。
この場合は、テーパードパンツの方が良いでしょう。
また、背が高く骨格のしっかりした体型の人が、モノトーンのパンツスタイルを定番にしているとします。
印象としては、行動的で性格もサバサバとしている、ちょっとキツい感じもあるかもしれません。
内実は、おとなしい性格で人前に出るのが苦手なタイプの人だったとします。
人前に出るのが苦手なのに、見た目からリーダーを任されたりして困ってしまうことがあるかもしれません。
これは、服装とパーソナリティが合っていないケースです。
初対面の人やよく知らない人からは、誤解される可能性があります。
実際はこんなに単純なことばかりではないので、
自分ではなかなか気づけないことも多いと思います。
また、自己認識はズレている場合もあるので、信頼できる人に見てもらうのが良いですね。
よくあるケースは、
女性の多くはダイエットが必要と思っていたりしますが、
全くそんなことはなく、逆にそれ以上痩せない方が良い場合もあります。
ただ単に太っている、痩せているではなく、
全身のバランスをみてスタイリングを考えることが大事ですね。
体型別にスタイリングはさまざま考えれらますが、
洋服を着こなす際のコツを一つご紹介します。
よく和服は「腰」で着ると言いますが、
洋服は「肩」で着ます。
肩のサイズがキマって(合って)いると、基本きれいに見えます。
8頭身のベストプロポーションでは、
頭の幅と肩幅が1:3が美しいとされています。
ですが、極端に肩幅が狭い、なで肩などでなければ、
ご自分の肩幅に合わせてサイズを選んでOKです。
今のトレンドは、ドロップショルダーやオーバーサイズのデザインも多いので、
肩の位置もジャストには設定されていなかったりします。
よくわからない場合は、ショップの人に着方を訊いてみましょう。
大事なのは、相手が自分のことを理解しやすいように服装を整えることです。
電車の中などで、知らない人を、服装からその人がどんな人かを想像してみてください。
服装が人にどんな印象を与えるかがわかってくると思います。
自分のパーソナリティーと見た目を一致させるための良いトレーニングになると思います。
それに、やってみるとけっこう面白いですよ。
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