新しいことを始めて夢中になると、

すごく頑張ってたのに、あるところで壁にぶつかり、

それを超えられなくて、足踏みするうちに集中力が落ちて、

途中で投げ出してしまう。

 

こんな経験、誰にでもありますよね。

 

でも、これって一番もったいないんです。

それまでに注いだエネルギーが台無しになりかねません。

 

 

その壁の向こうにバージョンアップした自分がいるからです。

 

 

「もうこれ以上は無理」と思ったところからが勝負で、

そこからが伸びしろなんですよね。

 

そこをなんとか振り絞っていくと、

あら不思議、できちゃった！

なんて感じ。

 

 

私は、なんでもササッとできてしまうように見られがちなんですが、

実は、新しいことを習得するのにとても時間がかかるタイプなんです。

 

器用なのである程度まではわりとできてしまうんですが、

そこから横這いの時期が長いんです。

でも、好きなことって、そこを飽きずに続けられる。

そして、続けていると、ある日、ポン！とレベルアップしてたりする。

こんな経験、何度もあります。

 

コツはやっぱり、エネルギーを注ぐなら自分が好きなことに。

そして、完璧を求めない。

というか及第点を甘くしておく。赤点じゃなきゃいいかな、くらい。

 

 

この横這いの時期って、新しいものを自分に馴染ませている時間だと思うんです。

ここをショートカットしようとすると、逆に余計な時間がかかってしまう。

急がばまわれ、なんです。

そして、すごく個人差がある部分でもあります。

どんどん壁をクリアしていく人もいれば、ゆっくりの人もいて。

 

一つ言えることは、クリアできない人はいない、ということ。

 

 

ちょっと意味合いは違うんですが、

自分にはちょっとハードルの高い買い物をしてしまったなあ、という時、

もったいなくて、それを身につけて外出するのは気がひける、なんて時は、

自分に馴染む時間をとってあげると無理なくこなせるようになったりします。

 

家の中で、鏡の前で、時々身につけてみて、

身体と目に馴染ませてあげる。

 

 

私のクライアントさんに、こんな方がいらっしゃいます。

 

「先日購入されたお洋服はいかがでした？」とお聞きすると、

 

「もったいなくて、まだ着てないんですよ。でも、来月、知り合いの出版記念バーティがあるので、その時に着ようと思ってます。」とのこと。

 

「着る予定があるって楽しみですね。」とお応えしました。

 

これも、馴染ませる時間だと思います。

そのパーティで新しいアイテムを着こなしている自分を思い浮かべながら、楽しみに待つ時間。

 

その時間が「似合う」と「素敵」を熟成してくれるんじゃないかなと思います。

 

 

 

 

 

 

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