溢れるほどの情報とモノに囲まれ、
欲しいと思えば、すぐにアクセスできる。
そんな恵まれた時代に私たちは生きています。
にもかかわらず、日本人の幸福度は世界的にはかなりの低水準です。
世界幸福度ランキングでは、過去5年、いずれも50位前後を推移していましたが、
2019年は順位を4つ下げて58位でした。
先進国の中では、常に最下位のようです。
上位の北欧諸国に比べ、老後の生活保障に不安を抱かせる政治的な要因もさることながら、
空気を読むという、日本人の美徳が裏目に出ているのかなあと思ったりします。
周囲を気遣うあまり、自分の意思とは違う行動をとり続けるうちに、
自分がどうしたいのかさえ、わからなくなっている。
「こうしたいのに、できない」と自覚があるうちはまだいいと思います。
選択権は自分の手にあります。
それがわからなくなると、他人の選択で生きることになってしまいます。
親だったり、
会社の上司、同僚だったり、
友人だったり、
メディアだったり、
自分ではない誰かの意思に左右されてしまう。
その意思が自分と同じ or 似ている場合は問題ないと思いますが、
そんなケースは稀ではないでしょうか。
このジレンマを抱える日本人はけっこう多いのではないかと思います。
ただ、これは、うまくいかなかった時に人のせいにできる、というメリットもあり、
その甘えに囚われている人も多いかもしれません。
私は豊かさというのは、選択肢の多さだと思っています。
そして、豊かさは幸せに直結しているとも思っています。
私はファッションが専門なので、
ファッションを軸に考えるんですが、
高価なブランド品も、安価なファストファッションも、それぞれの良さを分かった上で、
どちらも選べるステイタスにあって、
メリット、デメリットを精査しつつ、
そして、あくまでも自分の意思で、安価なモノを選ぶ、あるいは高価なモノを選ぶ。
違う軸で例を挙げるなら、
たとえば、今の仕事や会社を辞めたいと思っている人がいたとします。
仕事を続けることも、辞めることもできる状態にあり、
メリット、デメリットを精査しつつ、
そして、あくまでも自分の意思で、辞めることを選ぶ、あるいは続けることを選ぶ。
すべてにおいて、この選択肢が豊かさのカギではないかと思います。
きれいになりたい、
素敵な人になりたい、
成功したい、
いずれも、つまるところ幸せになりたいから、
幸せだと実感したいからだと思います。
学生時代に、ある哲学書を読んだ時、
難しすぎて、内容がまったく頭に入ってこなかったんですが(著者も忘れてしまいました)、
あるフレーズだけ、すごく腑に落ちたものがあって、それは
「幸せとは意志である」
というフレーズです。たしかこの前に
「幸せとは、◯◯ではなく」という文言があり、
この◯◯には、「証明」とか「問い」とかの単語が入っていたように思うんですが、
記憶が曖昧です。すみません。
ご存知の方がいらしたら、ご教示いただけるとありがたいです。
で、なにが言いたいかというと、
幸せって、
「私は幸せなのかしら?」と問うものではなく、
「私は◯◯だから幸せだ」と証明するものでもなく、
「私は幸せだ」と決める(意志)ことだ、ということ。
これは真理だと思います。
日本に生まれた私たちは、ほとんどのことにおいて自由意志を行使することが可能です。
この幸運をもっと自覚できたら、幸福度もアップするのかなあ、と思ったりします。
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